地元ミシガン州マスキーゴンにおいて鋳造産業向に受託分析会社を経営していた、オーレル・バーディックはミシガン州カラマズーにあるアップジョン社で有機化学品の技術者をしていたビル・ジャクソンと1959年に共同で会社を立ち上げ, バーディック&ジャクソンラボラトリーズとして分析機器、分析用溶媒と有機ファインケミカル製品の製造を始めました。
バーディック&ジャクソン初の高純度溶媒
創業当時の B&J製品はバードウォッチャーという、分析機器を監視・コントロールするための時計、リレースイッチ、センサーを組み込んだ装置 を製造販売しておりました。温度センサーといった部品を使って、バードウォッチャーはスイッチやアラームを起動させることができます。1962年にあるお客様が通常考えられないような大量のバードウォッチャーの注文がありました。ジャクソン博士がなぜそんなに大量に必要なのか調べたところ、お客様が残留農薬分析用の溶媒の蒸留が必要となる新規プロジェクトを立ち上げるとのことでした。その当時はこのような高純度溶媒は市販されておらず、そこでB&Jでは蒸留装置の操作のための機器を供給する代わりにB&Jの工場で蒸留した溶媒を提供しました。この時はじめて当社の高純度溶媒が世にでました
バーディック&ジャクソンの品質管理システムの起源
バーディック&ジャクソンは高純度の蒸留溶媒を当時新たに出てきたガスクロマトグラフィーや薄膜クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー向に供給を開始しました。溶媒に加えて、有機ファインケミカル製品や医薬中間体、ポリマー中間体を1960年から1980年に至るまで製造しておりました。製造工程の手順書の厳密な順守により材料のトレーサビリティーや品質保証はB&Jの文化の一つとなり、商習慣となりました。受注が順調に伸び、製造の専門知識が知られるようになった頃の1974年、B&JはHoffmann-LaRoche社に買収されました。1970年代後半まではコハク酸ドキシラミン、睡眠補助薬やNASAの宇宙服の繊維に使われる原料のイソフタル酸ジフェニルなど有機ファインケミカル製品を600種類提供しておりました。
高純度溶媒への集中
お客様の分析の要求事項を満たした溶媒を提供することはB&Jの蒸留溶媒ビジネスの元来の目的でした。今日の B&Jブランドの製品群は蒸留(Distilled in Glass) コンセプトから進化したものです。実験器具、検出と実験の技術は日々進化しており、それによりそれぞれの用途に特化した溶媒が必要となっておりました。1980年にB&Jは有機ファインケミカルの製品の製造を止め、全ての経営資源を高純度溶媒に集中させることにしました。
高純度溶媒の業界リーダ
American Hospital Supply社は B&Jを1983年に買収しアメリカの代表的な理化学機器の販売代理店だった部署を通して製品を販売しました。American Hospital Supply社は1985年にBaxter Travenol社に買収され、B&Jは傘下のBaxter Diagnostics社の一部となりました。1996年12月にB&Jはアライドシグナル社に買収され、1999年にアライドシグナル社とハネウェル社は合併し、統合会社はハネウェルインターナショナルとなり、ハネウェル スペシャルティマテリアルズの一部として製品を提供しております。様々な変遷を経ながらもB&Jは高品質の製品提供するサプライヤーとしてお客様に好評を得ております。